【ヲンドレら、本気だすにはタウタービュレンスを呼び込むしかないでぇ】
この絵で書いてる「ものがたりが動きだす」のことをワシは「タウタービュレンス」ってよんでる。
タウタービュレンスっていうのは、ちょ、誤解されるかもしれんが、運とか縁みたいなもの。
よく意識高い人がアクション起こせとか、行動せよとかアホみたいに連呼してるけど、人も含めて生物は安定した環境にいるとき自発的には動かない。
雨の日の犬や猫みたいなもんだ。
彼ら、意識高い系の人は、動いているから「次々動かざるを得ない状況(タウタービュランスに巻き込まれていると表現する)」がやってくる。だから行動的にならざるをえない。
いわば階段で転けそうになって「あああああ」走ってるみたいな感じ。転けないように足だして結果的に走っている。
ワシらも自分のことはなかなか腰あげんけど、来た仕事はちゃんとこなすし、会社やバイトだとちゃんと行くやん。
安定した状態から自発的に動くのまー無理。
生物は安定すると省エネモードに入るからジッとしてる。これデフォルト。動きは常にリスクともなうから。
「自分以外のものからのリクエスト」や、「生存への危機」や、「存在への危機」がないと動かんのだ。
人が重い腰をあげて動くのは、安定が崩れてふたたびバランスをとろうとするとき。人間が歩く原理と同じだ。
動きだすと、ビリヤードみたいに次々と人を巻き込むことになる。人を巻きむから動かざるをえん状況が次々と押し寄せる。
これをタウタービュランスが生じると言う。
バランスを崩す。そこから、ものがたりは動き出す。
※焦って無理して安定を崩すとやーこしいタウタービュレンスに巻き込まれる。ヘタしたら、「自分が自分が」とヘタクソなチラシのデザインみたいに押しの強いウザい人種になって相手にされなくなる。
ドリームキラーともいうけど、これは縁切り。これは円切りにも繋がる。
(分母が大きいとそれでも相手にしてくれる人はいるけど6次の隔たりでこれも4、5年がマックス。人脈は意外と狭い。この罠にハマる人最近多い)
自分が自分がというのは一種のヘルプミーだが、助けてくれではなく、助けてやるという転換が起きるからこうなる。
かくゆうワシもこの罠に落ちかけたことある。
社会や系に働きかけるのは自分の能力ではなくて、自分の存在なのだ。
※ちなみにワシはここ数年ニュートラル。エンジンだけは切ってないんでここにこんなこと書いて積もらせてる。
そういう静かな時期も必要。でないと焼き切れる。
難解になったんでまとめてみる。
●いろんなことに遭遇してしっちゃかめっちゃかになってる人はまずバランスとって動かない状態をつくる。
●安定して無風になったら、任意のバランスを崩すとそこに動きが生じ、トラパーが吹きはじめる。タウタービュレンスはその風の向きからやってくる。
●バランスを崩すには、自分以外との約定が必要。
約定は、人の場合だと約束といいかえてもいい。つまり責任。自分の存在で誰かに迷惑がかかるというのが責任。余談だが神社は約定を結ぶ場所。
●人は相互に干渉しあうから、動き出したあとは関係性の力学が重要になる。これを解決するのもデザイン。