turuya

西鶴アーカイブ

いろんなところに書いてきた文章のアーカイブ

言葉のそこに流れる文脈

f:id:hotkakogawa:20220713143054j:image犯人の人は、「回りを巻き込みたくはなかったから爆弾は使わなかった」と言ったらしい。

どうやら、無敵の人ではなかったらしいー


ーと書きかけて、ヤバいヤバいと書くの辞める。

あやうく「罠」にはまるとこだった。


犯人のプロファイルなんて考えたら、アカンねん。

取り込まれる。憑依される。


鬼滅の刃の鬼の生い立ち見るみたいなもんだ。


アニメやら漫画なら、そこで物語に深みがでるからいいけど、現実ではそんなこと考えないほうがいい。


報道は、ある意味、視聴率あげたり拡散率あげたりする必要があるから、感情が動く書き方するのよ。


けど、ワシら金稼いでるわけじゃないから、同じように真似する必要なんてない。


こんな事件や、災害の時は、いつも物語が量産される。


物語の面白さは、勧善懲悪とかよりも鬼滅みたいに鬼になった生い立ち、つまりプロファイルを付け足すことだ。


だから、可愛そうを「盛ったり」、お涙頂戴の過激な演出、ニュースなのに悲しいBGMや、勇ましいBGMが流れていることすらある。(BGMは、最近はさすがに少なくなったと思うがちょっと前はフツーにあった)


今回の事件のしても、基本的にそんな報道の構造はなにも変わっていない。


こういうのを文脈という。

脈とは、見えないがその下に流れているものという意味だ。

 

空気、空気読めないの「空気」も脈の一つだ。

脈をみるには、図のような問題で考えるといい。