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西鶴アーカイブ

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水を貯める器

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「10万円必要になって、こまったなーと思ったら10万円臨時収入が入ってきた。こゆことが多いんで、自分はすごくツイてるんだけど、必要なぶんだけしか入ってこない。10万円必要で100万はいってきてこそ本当にツイてるんじゃないか」
 
その人は、そんなことを言う。
 
自営やってる人ならこういう現象は、日常だと思うがこれはツキというよりもお金の本質的な性質だ。
 
水を貯める器でイメージすると解りやすい。常に水は器の上を流れている。
器から水が減ると自動的に入ってくる。だから出ていく分が入ってきている。
 
だから大きく出せば、大きく入ってくる。
 
器の大きさは、出入りが頻繁になれば大きくなる。出入りの頻度が少ないと小さいままだ。これは滝壺のイメージが解りやすい。出入りが多ければ、底が削られ器が大きくなるのだ。
 
けれど、基本的な出入りの法則性に変わりはない。
ここまでは自然界の法則性によく似ている単純な図式だが、ここにイレギュラーが発生する。
 
一つは器の問題。
器の底に穴が空いている場合。
その穴が他の器と連結されている場合。
 
これは金の繋がりをマッピングして点検することで見つけることができる。
 
もう一つは流れの問題。
基本的には金には脚がない。誰かが運んでくる。仮に山奥でたった一人で生きてる場合、金の流れとは無縁になる。人の繋がりイコール流れだ。
 
これも人の繋がりをマッピングして点検することで問題は見つけることができる。
 
ただ、自分の器をちゃんと把握してないと、流れに翻弄されてギャンブルみたいになる。一発当てるとか、当てが外れるなんていうのはギャンブルであって仕事じゃない。
 
あと、イレギュラーすぎてさっぱり解らんのが実態のない経済。これは仮想の世界なんで先に書いた法則性とは、また別のものだ。むしろゲームのルールのようなもので、これはルールを完璧に把握しておく必要がある。
 
 
 
つか、きょうはエースうるさいんで集中して書けん。
(2015/7/28)
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