turuya

西鶴アーカイブ

いろんなところに書いてきた文章のアーカイブ

意識レイヤーのヒント

f:id:hotkakogawa:20180414105038j:plain

(2015/1/13)
今の古民家の風呂はやたら小さくて、ほとんどシャワールームなんだが、子供の頃に住んでいたところはでかい風呂があった。そんな風呂はほとんど遊び場で、よくやっていたのがタオルに空気いれて湯船に沈めること。

浮力の感覚と、タオルの生地から空気が炭酸のようにシュワワーとでてくるのが面白か

ったんだと思う。


この前から、意識のレイヤーについて考えているんだけど、この風呂に沈めるタオルのイメージが意識のレイヤーのモデルに近いんじゃないかと思った。

基本はタオルの中に閉じ込められた空気のようにひとつのものだと思う。それが、私というタオルの生地をフィルターにして、表層の意識、つまり認識できるものとして浮かびあがるときに、いくつものレイヤーに分かれていくんじゃないかな。

意識下にあるバブルは、さまざまな可能性で認識できる意識に浮上したときにそのバブルはイメージあるいは言語として破裂する。その関係性は脈絡がなかったりするけど、よくよく観察してみると、ひとつの破片であることがわかる。

意識できるものから、下の大きな空気の塊を想像するのはジグソーパズルのようだが、ある程度ピースが揃えば、おおまかな形は解るというもの。


| Style : Background3, Font0, Size20 |